【お勧め本】リーダーの悩みは全て東洋思想で解決できる

私は14年間タイ・バンコクで生活し、文字通り「海の外」から日本を俯瞰する場面が多くありました。
日本人は
・礼儀正しい
・真面目で真摯な対応である
・調和を重んじる
これらの日本の良いところとは裏腹に、特にビジネスの場面において日本人は
・意思決定が遅い(回答を持ち帰る)
・曖昧で何がしたいのかはっきり示せない
というような、調和を重んじて丁寧な仕事をするあまり、石橋を叩きすぎている場面や
権限がなくその場で決められることがあまりにも少ないという事も多々あります。
このように海外に身を置き、「文化や商習慣の違い」の中でリーダーシップを発揮するために
東洋思想を身につけることを説いている本です。
このまま日本にずっと暮らし、海外との設定も殆どないという人はどんどん減り、
日本に居ながらも海外企業と接したり、日本国内で外国人と接する場面は今後必ず増えてきます。
そのためには、東洋思想の「あり方」をそなえておくことは、これから日本を担うリーダー予備軍の方たちにとっても
是非読んでいただきたい良書です。
特に終盤にまとめられている、「リーダーが成長するための5つのステージ」は、
人生で成し遂げる成長そのものとも捉えられます。
起業して間もない、今までの会社員としての生活からガラッと変わった私にとっても
自分の今いるステージから上がるための「あり方」を考えさせられる良いきっかけとなりました。
著者の中村勝裕さん(ニックネーム:ジャックさん)は、バンコクでAsian Identity Co.,Ltd.を設立し、
主に人事コンサルティングファームとして活躍されているバンコクでは有名な日本人の一人です。
先日WAOJEという海外起業家の集まりで中村さんの著書についての講演会も開かれ、直接リーダーの「あり方」について
お話を聞くチャンスがありました。
海外でビジネスを検討されている方は、支部ごとに毎月ユニークな勉強会を開催しているので、
一度参加してみるのをお勧めします。


